【その押入れ、嫌われてます】布団収納はもう時代遅れ。低予算で「大容量クローゼット」に変える方法

賃貸物件の内見時、入居希望者が部屋に入ってまずチェックする場所の一つが「収納」です。しかし、築年数の古いアパートやマンションでよく見かける「押入れ」を見た瞬間、「うーん…」と微妙な反応をされた経験はないでしょうか。


オーナー様にとっては馴染み深い押入れですが、現代の若い入居者層、特にベッド派の単身者にとって、押入れは「使いにくい収納」の代表格です。「奥行きがありすぎて奥の物が取り出せない」「中棚(中段)が邪魔でロングコートが掛けられない」「襖(ふすま)のデザインが古臭い」。これらの不満は、せっかくの入居意欲を削ぐ大きなマイナス要因となります。


かといって、押入れを解体して洋風のクローゼット(折れ戸付き)に作り変えるには、多額の工事費がかかります。「予算はかけられないが、収納をなんとかしたい」。そんなお悩みを解決する最良の方法が、今回ご紹介する「オープンクローゼット化」です。襖を外し、あえて扉を付けないこの手法は、低予算で部屋の印象を劇的に変える、今もっとも注目されている空室対策の一つです。


【目次】

  • そもそも、なぜ「押入れ」のままでは決まらないのか?
  • 高額な「折れ戸」は不要! オープンクローゼット化の衝撃コスパ
  • あえて「扉なし」にする意外なメリットとは?
  • ただ外すだけじゃNG。古臭さを消す「+α」の施工
  • 甲商ライフの収納リノベーション
  • 収納力は最大の空室対策




■ そもそも、なぜ「押入れ」のままでは決まらないのか?

「布団がたっぷり入るから便利だろう」というのは、ひと昔前の感覚です。現在の賃貸市場のメインターゲットである20代・30代の多くはベッドを使用しており、毎日布団を畳んで押入れにしまう習慣がありません。


彼らが求めているのは、「洋服をハンガーに掛けたまま収納できるスペース」です。しかし、一般的な押入れにはハンガーパイプが付いておらず、しかも上下を仕切る「中棚」があるため、丈の長いコートやワンピースを吊るすことができません。突っ張り棒で代用しようとしても、服の重みですぐに落ちてしまいます。


また、押入れ特有の「奥行き(約90cm)」もネックになります。一般的な衣装ケースやクローゼットの奥行きは50〜60cm程度なので、押入れだと奥に無駄なスペースができたり、物が迷子になったりしがちです。つまり、現代のライフスタイルにおいて、昔ながらの押入れは「デッドスペース(死に体)」になりつつあるのです。




■ 高額な「折れ戸」は不要! オープンクローゼット化の衝撃コスパ

押入れを「使いやすいクローゼット」に変える方法は大きく分けて2つあります。

一つは、押入れを解体し、枠を作り直して洋風の「折れ戸(クローゼットドア)」を取り付ける方法。これが最も一般的ですが、大工工事や建具代がかさむため、一箇所あたり10万円〜15万円程度の費用がかかります。


もう一つが、私たちが推奨する「オープンクローゼット化」です。これは、襖を撤去し、既存の枠や中棚を活かしつつ(あるいは一部撤去し)、ハンガーパイプを通すだけのシンプルな工事です。


この手法の最大の魅力は、圧倒的な「コストパフォーマンス」です。高価な建具(扉)を設置しないため、材料費と工賃を大幅にカットでき、工事費は「折れ戸リフォーム」の半額以下、数万円程度で収まることがほとんどです。低予算で「ハンガー収納が欲しい」という入居者のニーズを満たせるため、投資対効果(ROI)が非常に高いリフォームと言えます。




■ あえて「扉なし」にする意外なメリットとは?

「扉がないと中が見えて嫌がられるのでは?」と心配されるオーナー様もいらっしゃいますが、実は今の若年層には「あえて見せる収納」としてポジティブに受け入れられています。


まず、扉をなくすことで、部屋の「圧迫感」が消えます。押入れの奥行き分(約90cm)が部屋の空間として視覚的に繋がるため、6畳の部屋でもかなり広く感じられます。狭いワンルームなどでは、この開放感は大きな武器になります。


また、実用面でのメリットとして「湿気対策」が挙げられます。押入れは湿気がこもりやすく、奥の壁にカビが生えやすい場所ですが、オープンにすることで常に空気が循環し、カビのリスクを激減させることができます。


さらに、入居者が自分の好きなカーテンやロールスクリーンを突っ張り棒で設置すれば、簡単に目隠しをすることも可能です。「普段は開けっ放しでショップのように服をディスプレイし、来客時だけ隠す」というフレキシブルな使い方ができる点が、現代の入居者には好評なのです。




■ ただ外すだけじゃNG。古臭さを消す「+α」の施工

オープンクローゼット化は「襖を外して終わり」ではありません。ただ外しただけでは、薄暗いベニヤ板や、釘の跡が丸見えになってしまい、かえって「古臭くて貧相な印象」を与えてしまいます。入居者に「ここを使いたい!」と思わせるためには、生活感を消すための「+α(プラスアルファ)」の施工が不可欠です。


最も重要なのが「内部の塗装(またはクロス貼り)」です。

茶色く変色したベニヤ板の壁や天井を、真っ白なペンキで塗装するだけで、空間は見違えるほど明るく清潔になります。あるいは、背面の壁一面だけにアクセントクロス(グレーやストライプ柄など)を貼れば、そこはもう単なる収納ではなく、部屋のインテリアの一部になります。


次に重要なのが「ハンガーパイプの設置位置」です。

中棚(中段)を残す場合は、天袋のすぐ下にパイプを通すことで、ジャケットやシャツを掛けられるようにします。下の段には衣装ケースや布団を収納できます。

一方、ロングコートやワンピースを掛けられるようにしたい場合は、思い切って中棚を一部(または全部)撤去し、高い位置にパイプを設置します。中棚の撤去は大工工事が必要になりますが、収納の自由度は格段に上がり、入居者からの人気も高くなります。


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■ 甲商ライフの収納リノベーション

私たち株式会社甲商ライフは、これまでに数多くの賃貸物件で「押入れの再生」を手掛けてきました。私たちの強みは、物件の構造やターゲット層に合わせて、最もコスパの良いプランをご提案できる点です。


例えば、「中棚を撤去すると強度が心配」という場合には、補強を入れた上で綺麗に仕上げますし、「やっぱり目隠しは欲しい」という場合には、扉の代わりに安価なロールスクリーンを設置するプランもご用意しています。


また、私たちは原状回復工事のプロフェッショナルでもあります。退去に伴うクロス張り替えやクリーニングのついでに、この「オープンクローゼット化」をご依頼いただければ、別々に発注するよりも工期を短縮し、費用を抑えることが可能です。「次の入居者が決まるか不安」というオーナー様には、空室対策の「ちょい足しリノベ」として自信を持っておすすめしています。




■ 収納力は最大の空室対策


「部屋の広さは変えられないけれど、収納の使い勝手は変えられる」。これは、築古物件が新築物件に勝つための重要なキーワードです。


どれだけ部屋が綺麗でも、収納が使いにくければ生活の満足度は下がり、短期解約の原因にもなりかねません。逆に言えば、使いやすくおしゃれな「大容量クローゼット」があることは、それだけで強力なアピールポイントとなり、家賃の維持や早期客付けに直結します。


「うちの物件の押入れも改造できる?」「費用はどれくらい?」と気になられたオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください。現地調査にて、既存の押入れの状態を確認し、無駄のない最適なリノベーションプランをご提案させていただきます。


皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。


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