皆さん、こんにちは。埼玉県の川口市を拠点に東京都、埼玉県を中心にビルやマンション、アパートの原状回復工事や内装リフォームを手がける「甲商ライフ」です。
入居時の状態に戻す原状回復工事ですが、退去時の状況によってトラブルが起きやすいのはご存じでしょうか?
不動産会社様は適切な業者選び、適切な工事を行わなければ予期せぬトラブルを重ねてしまう恐れがあります。
そのため、今回は原状回復工事を依頼する際のトラブルを避けるべきポイントを紹介します!
■原状回復工事におけるトラブルの種類
原状回復工事とは、賃貸借契約が終了した際に、入居者の使用により毀損・汚損した物件を、賃貸借契約締結時の状態に戻す工事のことです
・原状回復義務の範囲をめぐるトラブル
原状回復義務の範囲は、賃貸借契約書に定められています。しかし、賃貸借契約書の記載が曖昧な場合や、入居者と貸主の認識に差がある場合、原状回復義務の範囲をめぐるトラブルが発生することがあります。
・見積もり金額をめぐるトラブル
原状回復工事の見積もり金額は、業者によって異なります。複数の業者から見積もりを取ることで、費用を比較し、適正な金額で工事を依頼することができます。
しかし、見積もり内容をしっかりと確認しないまま、安い業者に依頼してしまうと、工事品質が低下したり、追加費用が発生したりする可能性があります。
また、見積もり金額が明確に記載されていない場合、工事後に追加費用が発生する可能性があります。
・工事の品質をめぐるトラブル
原状回復工事の品質は、業者によって異なります。工事の進捗状況を定期的に確認し、問題があれば早期に是正してもらうことが大切です。
例えば、壁の補修工事において、塗装の色が違っていたり、壁紙の継ぎ目が目立っていたりする場合、工事の品質に問題がある可能性があります。
また、工事後に問題が発生した場合、業者に責任を問うには、工事完了後に点検を行い、問題点を記録しておくことが重要です。
■原状回復義務の範囲を明確にする
・賃貸借契約書の原状回復義務の規定を確認する
原状回復工事におけるトラブルを避けるために、不動産会社が押さえておきたいポイントのひとつは、賃貸借契約書の原状回復義務の規定を確認することです。
原状回復義務とは、賃貸借契約が終了した際に、入居者が物件を賃貸借契約締結時の状態に戻す義務のことを指します。
原状回復義務の範囲は、賃貸借契約書に定められています。一般的には、入居者が設置した設備や什器の撤去、壁や床の補修、汚れや臭いの除去などが挙げられます。
しかし、賃貸借契約書の記載が曖昧な場合や、入居者と貸主の認識に差がある場合、原状回復義務の範囲をめぐるトラブルが発生することがあります。
そのため、不動産会社は、賃貸借契約書の原状回復義務の規定をしっかりと確認し、通常損耗と通常使用を超える損耗の区別を明確にしておくことが大切です。
・通常損耗と通常使用を超える損耗
原状回復工事の対象となる損耗は、通常使用を超える損耗に限られます。通常使用とは、通常の生活において生じる損耗のことを指します。
例えば、壁紙の色あせや、床のキズなどは、通常使用による損耗に該当します。
一方、通常使用を超える損耗とは、通常の使用を超えて生じた損耗のことを指します。
例えば、壁紙の破れや、床のひび割れなどは、通常使用を超える損耗に該当します。
そのため、通常使用による損耗は、原状回復の対象外となります。
・通常使用による損耗の判断基準
通常使用による損耗の判断基準は、以下のとおりです。
通常の生活において、誰もが経験するような損耗であるか
賃貸借契約期間の長さや、入居者の使用状況を考慮しても、通常の損耗として認められるか
例えば、壁紙の色あせや、床のキズなどは、通常の生活において、誰もが経験するような損耗であるため、通常使用による損耗に該当します。
また、賃貸借契約期間が短く、入居者の使用状況が軽度である場合も、通常使用による損耗に該当する可能性が高くなります。
・通常使用による損耗の判定方法
通常使用による損耗の判定方法は、以下のとおりです。
賃貸借契約書の原状回復義務の規定を確認する
入居時に物件の状態を写真や動画で記録しておく
退去時に物件の状態を入居時と比較する
賃貸借契約書の原状回復義務の規定を確認することで、通常使用による損耗の判断基準を把握することができます。
また、入居時に物件の状態を写真や動画で記録しておくことで、退去時の状態との比較が容易になります。
■見積もり内容を丁寧に確認する
原状回復工事において、トラブルを避けるために、不動産会社が押さえておきたいポイントのひとつは、見積書の項目や金額をしっかりと確認することです。
見積書には、工事の内容や費用が記載されています。見積書の内容をしっかりと確認せずに工事を依頼してしまうと、追加費用が発生したり、工事内容に不備があったりする可能性があります。
・見積書の項目を確認する
見積書には、以下の項目が記載されていることが一般的です。
工事内容:具体的にどのような工事を行うのか
工事箇所:工事を行う場所
工事数量:工事を行う量
工事単価:1単位あたりの工事費用
工事費用:工事内容、工事箇所、工事数量、工事単価の合計
見積書の金額は、工事費用の合計を記載しています。見積書の金額をしっかりと確認することで、追加費用が発生する可能性を防ぐことができます。
見積書の金額が、相場と比べて著しく安い場合や高い場合、見積書に不備がある可能性があります。
見積書の内容に不明点や疑問点がある場合は、業者に確認しましょう。業者に確認することで、見積書の内容を正確に理解することができます。
また、見積書の内容に納得できない場合は、業者と交渉することができます。
見積書の確認を徹底することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
■工事の進捗状況を定期的に確認する
・工事のスケジュールや内容をしっかりと確認する
工事のスケジュールは、工事開始日、工事完了日、工事期間などを記載しています。工事のスケジュールをしっかりと確認することで、工事の進捗状況を把握することができます。
工事のスケジュールが、退去日までに間に合わない場合は、業者と交渉してスケジュールを調整する必要があります。
工事の内容は、具体的にどのような工事を行うのかを記載しています。工事の内容をしっかりと確認することで、工事費用を把握することができます。
また、工事の内容に不備があると、追加費用が発生したり、工事完了後に問題が発生したりする可能性があります。
工事の進捗状況を定期的に確認し、問題があれば早期に是正してもらう
工事の進捗状況がわからないまま工事が完了してしまうと、工事内容に不備があったり、工事完了後に問題が発生したりする可能性があります。
工事の進捗状況を確認する方法は、以下のとおりです。
業者に連絡して確認する
工事現場を直接確認する
業者に連絡して確認する場合は、電話やメールなどで工事の進捗状況を聞いてみましょう。工事現場を直接確認する場合は、工事現場に足を運んで、工事内容や工事の進捗状況を確認しましょう。
工事の進捗状況を確認する際には、問題がないかしっかりと確認しましょう。問題があれば、早期に業者に是正してもらいましょう。
問題を放置すると、工事完了後に問題が顕在化し、トラブルに発展する可能性があります。
■まとめ
如何だったでしょうか?
原状回復工事は、不動産会社にとって重要な業務のひとつです。
原状回復工事が適切に行われない場合、以下の問題が発生する可能性があります。
入居者とのトラブル
物件の資産価値の低下
入居者とのトラブル
入居者が原状回復義務を果たしていない場合、貸主は入居者に原状回復費用を請求することができます。しかし、原状回復工事の範囲や費用をめぐって、入居者と貸主の間でトラブルが発生する可能性があります。
不動産会社が原状回復工事を適切に行うことで、入居者と貸主の間でトラブルが発生するリスクを軽減することができます。
物件の資産価値の低下
原状回復工事が適切に行われていない場合、物件の資産価値が低下する可能性があります。
例えば、壁紙が破れていたり、床にキズがあったりすると、物件の印象が悪くなり、入居者が見つかりにくくなります。また、物件の資産価値が低下すると、売却や賃貸の際に、売却価格や賃料が下がる可能性があります。
信用できる原状回復工事業者を探し、適切な工事を行いましょう!
甲商ライフは東京都、埼玉県を中心に、原状回復工事はもちろん、内装リフォームや水周りリフォーム、ハウスクリーニングも承っております。経験豊富なスタッフが、お客様のご要望に合わせて丁寧に施工させていただきますので、原状回復工事が必要になった方、企業様はご連絡下さい。
原状回復工事でお困りなら、是非「甲商ライフ」にご相談ください。
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